2011年02月18日

瞑想

無文老師のお話を聴くことができたのは、その時の校長先生のおかげだと思っています。

私は校長先生が大好きでした。
一年生の時に、私はドアで指を挟んでしまい指の先に血豆を作って泣いていました。
その時に、校長先生が私を保健室に連れて行って、赤チンをつけてくれたのです。
その前も好きだったのですが、その出来事があって、さらに大好きになりました。
大人になった今思うと、血豆には赤チンでなくても・・・とも思うのですが、子どもの私にとっては赤チンは魔法の薬でしたね。

当時、校長先生が作文の授業をしてくれていました。
授業は毎回瞑想から始まりました。
椅子に座り、姿勢を正して、目をつむりじっとしていると、校長先生がひとりひとりの背中をなでてくれました。
小さな背中で、校長先生のあたたかい手が、力強く背骨を上から下へと動くのを感じていました。
曲がっていた背骨が伸びていくのがわかりました。
静かなその時間の後に作文の授業がはじまりました。
作文の授業のことは覚えていないのですが、校長先生の手の感触、あたたかさ、背骨の伸びる感じは、私の記憶の中にずっとずっとある感覚です。
以前、ワークショップの場でその情景の再現をして、私が校長先生のように参加されている方々の背中に触らせていただきました。
一人ひとりの後ろに立ち、背中に触らせていただく時に、その方のいのちを感じ、その方の背中に触らせていただくことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
校長先生もそんな感覚を感じていたのかもしれません。

娘の不登校がきっかっけで、セラピーなどのワークショップに参加するようになって、私は瞑想することを再体験しました。
そして、今では親の会の自助グループの時間やカウンセリングの時間に瞑想するようにしています。

今日は、午後からコラージュを行い、夜には自助グループの活動を行おうと思っています。
夜の時間に自助グループを行うのは初めてです。
どんな方々が集まって、どんな空間・時間になるのかとても楽しみです。


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