2011年03月15日

うつ病と躁うつ病を知る

東北地方太平洋沖地震が起きたその時、私は名古屋のウインク愛知にいました。
NHKハートフォーラム「うつ病と躁うつ病を知る」が行われていました。
関連http://www.npwo.or.jp/info/2011/utsu_tokyo0403.html

尾崎 紀夫さん(名古屋大学大学院 医学系研究科 教授)  水島 広子さん(精神科医)  藤臣 柊子さん(漫画家・エッセイスト)の3名の方がパネリストになり、うつ病と躁うつ病(双極性障害)の違いや治療方法についてお話してくださいました。

とくに、水島広子さんは対人関係療法についてお話してくださいました。
対人関係療法はうつ病や躁うつ病、また依存症や摂食障害にも効果があるそうです。

私はこの対人関係療法に興味があり、一度水島さんのお話を聞きたいと思って参加しました。



私たちは感情の扱い方をいままでおろそかにしてきたような気がします。
親から言われてきた言葉は「怒っちゃダメ」「泣いちゃダメ」「いつまでもクヨクヨするな」
そして「よく考えてみろ!」
これでは、思考ばかりがぐるぐる回り、自分が今何を感じているのかさえもわからなくなるのは当たり前です。


対人関係療法では、一番重要な他者(親あるいはパートナー)に気持ちを話すことを大切にしています。
重要な他者に話をすることで自分自身が自分の感情に気づき、その感情を味わいつくすことができるのでしょうね。

しかし、この重要な他者がそもそものトラブルのもとであったり、どうにも話を聴いてくれない関係の時には病気になることもあるのでしょう。
その病気がきっかけで親子関係が良くなったり夫婦関係が良くなったという話はよく聞きます。

それでも、どうにも関係が良くない時には、信頼できるカウンセラーやセラピスト、自助グループが助けてくれるのではないかと私は思っています。

水島さんは本の中で伝えてくれました。
「せっかく病気になったのだから、病気になる前よりも幸せになりましょう」

私も同感です。
病気は、自分の進む方向を教えてくれている自分自身からのメッセージだと思えば、敵対視したり無視したりせずにつきあうことができそうですよね。



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