2011年08月16日

子どもを勇気づける

子どもの自己肯定感を育てるためには「勇気づけ」が大切です。
「勇気づけ」というのは
『頑張りなさい』と言う
のとは違います。

頑張っているときに『頑張りなさい』と言われるとどう感じるでしょうか。
(もっと頑張らなければいけないの?私は頑張っているのに・・・。私は力のないダメな子なんだわ・・・)
(今やろうと思ったところなのに、うるさいなあ・・・)
(私の気持ちなんかわかってもらえない・・・)
と言うように勇気づけではなくて勇気をくじかれたように感じてしまうことがあります。

子どものために良かれと思って、親が替わりにやってしまうことで、子どもの勇気をくじくこともあります。
子どもの成長の具合、その子がやれるかどうかを見極めることが必要になりますが、
『今のあなたならもうできると思うわよ』
『もう少しやってみようか、あなたにはできるわ』
『手伝ってほしいことがあったら言ってね』
こんな言葉かけをしながら、子どもがやれることは子どもにやらせることも勇気づけの一つです。
援助の手を差し出すのを控えることが子どもを信頼し、子どもの自己肯定感を育てることになります。

親が子どもに何かをやってあげることよりも、子どもに何かをしてもらうことのほうが勇気づけになることもあります。
子どもの得意分野のことを尋ねるとか、子どもに相談してみるとか。
心から子どもの考えや意見を求めることは、子どもの自信を深めていくことになります。

また、親は完璧だと感じて、親のようにはできないと自分への自信をなくしている子どももいます。
親も失敗をしていることを話すことが勇気づけになることもあります。
何度も何度も失敗を繰り返し、そこから学んでいることを伝えることが勇気づけになります。

けれど、一番大切なのは、何かをしたり、してもらったりということよりも「今のままで充分に価値がある」ということを伝えていくことです。
その子の存在そのものが素敵なんです。

「素敵」というのは「素晴らしくて敵わない」という意味です。
世の中にたった一人のその子の素晴らしさを一番よく知っているのが親のはずです。
どうぞ、子どもさんの素晴らしいところを感じて、楽しい時間を持ってください。

って、その前に自分の自己肯定感をどう育てたらいいの?
という声が聞こえてきそうです。
だって私もそうでしたから。
自分に勇気づけの言葉をかけられるようになるといいですよ。
自分で自分の勇気をくじくこともしばしばあります。
自分自身を裁いたり、自分自身に嫌気がさしたり。
そうしている自分に気づけたらOK。
勇気づけモードに変身です。
自分で自分を勇気づけられるようになると、子どもを勇気づけるのも簡単にできるようになりますよハート


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Posted by KAYO at 09:06│Comments(0)子育て
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