2012年09月24日

林住期

最近、五木寛之さんの本を読んでいます。

そして、昨日読み終えたのが「林住期」。

50歳からを「林住期」と呼び、自分のために生きようという。

50歳を過ぎた私にはぴったりの本。

でも、もう少し早く読んでおけばよかったなあと思いつつ、

それでも、今、出会えたことに感謝。



古代インドでは、

人生を四つの時期に分けて考えたという。

「学正期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、

そして、「林住期(りんじゅうき)」と「遊行期(ゆうぎょうき)」。

「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、

すべての人が迎える、もっとも輝かしい

「第三の人生」のことである。


「林住期」 五木寛之著 幻冬舎文庫 とびらのことばより



特に呼吸の話は面白かった。

今日からは「息の発見」を読み始めた。

最初にあとがきを読んだ私は思わず涙がでた。

なんだかよくわからないけれど涙が出た。

きっと、今の私が出会いたかった言葉なんだと思う。

そこには、息について教えたブッタの言葉があった。


「息を吸うときには、息を吸っている自分に気づこう。

吐いているときには、吐いている自分に気づこう。

喜びを感じながら息をしよう。

心を感じつつ、心を静めて呼吸しよう。

心を安定させ、心を自由にとき放つように息をしよう。

そして、無常を感じ、生の消滅を感じ、

自己を手放すことを意識しつつ呼吸しよう」


「息の発見」 五木寛之書下ろしエッセイ+トーク 対話者 玄侑宗久 平凡社






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