2011年03月11日

「元気」になる

「元気になる」ってどういうことだろう?
って考えたことありますか。

辞書で「元気」を調べると

1心身の活動の源となる力。「―が出る」「―横溢(おういつ)」
2 体の調子がよく、健康であること。また、そのさま。「―な子供」「お―ですか」
3 天地の間にあって、万物生成の根本となる精気。

なんて書いてありました。


たいていは、2番の体調がよくて健康であることの意味でつかわれることが多いかも。


でもね、「元気」って漢字は、「元」の「気」なわけで、もとの状態、本来の状態ということではないのでしょうか。


私は今、月に2回岐阜市で心理学の勉強をしていたり、月に1回連続2日間でカウンセラー・セラピスト養成講座を受講しているのだけれど、ふとこの「元気」という漢字が思い浮かんだのです。


人が産まれるときの状態は、まんまるで傷一つない完全な状態なんだけれども、いろいろな出来事が起きてきて、傷ついていくのです。
その傷を受けた状態で出来事にどう対処していったらいいかを工夫します。
しかし、それが大人になってから窮屈に感じたり、もっといい方法があるのに使えないことに気がつきます。
カウンセリングやセラピーをしていると、子どもの頃の傷に気づくことができます。
それに気づくことができ、その時の感情をしっかり味わい、大人の自分自身がその時の自分をうけいれることができた時に、傷は癒えていきます。
傷が癒えると本来の姿、本来の自分をとりもどすことができます。

だったら、最初から傷つかないように育てたらいいのではないか?
という疑問が湧きますが、傷つかないように育てるのは不可能なのです。
もし完全に傷つかないように育てることができたら・・・そのことが傷になるかもしれませんね。
人は傷つき、その傷を癒やして、初めて本来の自分を取り戻していく。
めんどくさいけれど、そんなことを繰り返しているようなんです。

私もまだ小さい頃の傷つきから自分が得た対処の仕方のパターンで苦しんでいます。
おもしろいほどに同じような状況が訪れ、いつも悩んでいます。
そろそろこの状況から抜け出したいと思っています。
そうして「元気」になっていこうと思っています。


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